大抵は転居日まで日の浅い引越しを望んでも

「トヨタさんの存在って気になりますよ。トヨタさんと同等に仕事ができ、戦えるのは幸せだと思っている。でも、トヨタさんを見つつも、あえて見ないようにしているところもある。見たら、同じものになってしまうから……」
ともに若い女性がメインターゲットとフィットには興味深い共通点がある。それは、ともに企画段階でダーゲットユーザ一にしているところだ。
 軽自動車を含めて、一・三リッタークラスまでのスモールカー市場は、男性よりも女性が圧倒的に多い。面白いことにクルマの開発者は異口同音に、「最近は、女性のほうが元気で、男性がつまらなくなっている」という。その議論はともかく、開発者は「その元気のいい止性」 を前提に、スモールカーのコンセプトを固めていくのが定石になっているのだ。
しかし、トヨタとホンダ両社の女性ターゲットの設定をそれぞれに追うと、メーカーとしての微妙な違いが浮かび上がってくる。ヴイツツの場合、ホンダのフィットと違って、かなり軽自動車を意識していた。